こんにちは。大造じいさんです。
FXを始めたばかりだと、「レバレッジ」「Pips(ピップス)」「証拠金」「建玉(ポジション)」など、聞き慣れない言葉がたくさん出てきて混乱しますよね。
この記事では、FX初心者向けに「レバレッジ」と「Pips」の基本的な意味から、証拠金・建玉との関係まで、わかりやすくまとめました!
これを読めば、
- レバレッジとは何か?
- Pips(ピップス)とは何か?
- レバレッジとPipsの具体的な関係
- 初心者におすすめのレバレッジ倍率
- 低レバレッジで練習するメリット
が分かるようになります。
FXの基本がしっかり理解できるよう書いてみましたので、ぜひ読んでみてください。
レバレッジとは?
レバレッジとは、「てこの原理」のように、小さな力(手元資金)で大きな力(取引)ができる仕組みです。

FXでは、このレバレッジのおかげで少ない資金(証拠金)で大きな金額を取引できることを意味します。
たとえば、
- 10万円の資金で
- 100万円分の取引をする
これがレバレッジ10倍ということです!
レバレッジを使うメリットは少ない資金で大きな利益を狙えることでしょう。
ですが、その裏返しがデメリットとなり、逆に動くと損失も大きくなることもしっかり頭に入れておきましょう。
リターンもリスクも、どちらも何倍にもなるのがレバレッジの特徴です。
Pips(ピップス)とは?
Pips(ピップス)は、FXでの値動きの単位です。
たとえば、ドル円(USD/JPY)なら、
- 1Pips=0.01円(=1銭)
つまり、ドル円が
- 130.00円 → 130.01円に動いたら「1Pips動いた」 ということになります。
他の通貨ペアの場合:
通貨ペア | 1Pipsの値動き |
---|---|
ドル円 | 0.01円(1銭) |
ユーロドル | 0.0001ドル |
最初は「Pips=ちょっとした価格の変動」と覚えておけばOKですが、レバレッジが大きくなってくると数Pipsの動きも気にかけていかないといけないので、早いうちに規模感を身に着けておくのが良いと思います。
レバレッジとPipsの関係
ここからが本題です!
レバレッジとPipsの関係を、具体例で解説します。
この辺は収益に直結する部分なので、少し詳しく書いていきます。
【例1】レバレッジ10倍で5Pips動いた場合
- 自己資金(証拠金):15万円
- レバレッジ:10倍(→150万円=10,000ドルの建玉)
- 通貨ペア:ドル円 (1ドル=150円くらいを想定)
たとえば、米ドル/円の取引で150.00円のときに10,000ドル分の新規買いポジション(建玉)を持ち、その後150.05円(5Pips上昇)のときに決済売りをおこなった場合、獲得pipsは5pips、利益は500円となります。
計算式
FX取引での「獲得pips」×0.01円(or 0.0001ドル)×通貨数
獲得pips
150.05円(決済の売値)-150.00円(新規の買値)=0.05円=5 pips
利益
5 pips×0.01円×10,000ドル=500円
実際には証拠金維持率やスプレッドなど、気にしないといけないことがあるので上記の通り単純な取引はできませんが、どれくらいのポジションを持ってどれくらい値動きがあればどれくらい利益(損益)が出るのか、感覚を持つことは重要です。
【例2】レバレッジ25倍で100Pips動いた場合
- 自己資金:100万円
- レバレッジ:25倍(国内FX最大レバレッジ)
この場合、最大限にポジション(2,500万円≒17万ドル)を持っているときに、経済指標の発表や要人発言などで為替が大きく変化し、100Pips(=1円)の値動きがあったとしましょう。
仮に150.00円の時に買いポジションを持ち、急な変動によって149.00円まで動いたとすると
損失pips
149.00円(決済の売値)-150.00円(新規の買値)=-1.00円=-100 pips
損失
100 pips×0.01円×170,000ドル=170,000円
たった1円動くだけで手元資金の約17%も失ってしまいます。
逆に言えば、一撃で17%の利益を得ることができます。
これがレバレッジの難しさであり、最大の魅力でもあります。
高すぎるレバレッジのリスクとは?
レバレッジを高くしすぎると、以下のリスクが大きくなります。
- ちょっと逆に動いただけで資金が溶ける
- 強制ロスカットされる
- 国内FXなら追証(追加でお金を払う義務)が発生する場合もある
特に初心者がハイレバ取引(100倍以上など)に挑戦すると、あっという間に退場するケースが本当に多いです。
最初は絶対に低めからスタートしましょう!
初心者におすすめのレバレッジ倍率
初心者には、レバレッジ5倍〜10倍以内をおすすめします!
- 少し逆に動いても即退場しない
- 気持ちに余裕を持てる
- トレードの練習に最適
例えば、
- 10万円の資金なら、50万円〜100万円くらいの建玉を持つイメージです。
レバレッジ5倍でも十分に稼げます。
最初から焦らず、コツコツ実力をつける方が、結局近道です。
低レバレッジで練習するメリット
低レバレッジでコツコツやると、次のメリットがあります。
- ロット管理(ポジションサイズ管理)が上達する
- 負けてもダメージが小さい
- 冷静なトレードを続けられる
- 精神的に追い詰められない
「勝ち続けるための基礎体力」を養うためにも、低レバレッジでたくさん経験を積むのが本当に大事です。
まとめ:レバレッジとPipsを理解して堅実にFXを始めよう!
- レバレッジ=小さい資金で大きな取引ができる仕組み
- Pips=FXの値動きの単位(ドル円なら0.01円)
- レバレッジとPipsの組み合わせで利益・損失が決まる
- 証拠金と建玉の関係も理解しておこう
- 初心者はレバレッジ5〜10倍からスタート
焦らず、コツコツ経験を積んでいけば、きっと安定して稼げるトレーダーに近づけます。
私も初心者のうちからハイレバレッジに挑戦し、手元資金を無くしてしまった身として、コツコツ着実なスタイルの大切さは身に染みて分かっています。
コツコツが勝つコツです。
ここまで読んで頂きありがとうございました。
大造じい
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