はじめに|「利確さえうまくできていれば…」
FXをやっていると、誰しも一度は思います。
「エントリーは完璧だったのに、なんであそこで利確しなかったんだ…」って。
エントリーや分析にばかり目がいきがちですが、利確こそが“利益を確定させる”唯一の手段です。
逆にいえば、利確がうまくできなければ、どんなにチャートを読めてもお金は増えていきません。

利確って、どのタイミングが正解かいつも分からないんですよね…。
利益が出てても、「もっと伸びるかも」と思って持ってたら、結局プラマイゼロになっちゃって…。

うん、それめっちゃ分かるよ。でも大丈夫。
利確には「判断軸」があるから、感情じゃなくて戦略で決めればうまくいくようになる。
じゃあさっそく見ていこう!!
利確の3つの基本ルール
1. リスクリワードで利確を設計する
トレードの前に、どこで損切り・どこで利確するかをセットで考えるのが基本。
このとき使うのが「リスクリワード比(損益比率)」です。
たとえば…
- 損切り:20pips
- 利確:60pips
→ この場合、リスクリワード比は 1:3
このように「負けたときの損失より、勝ったときの利益を大きくする」ことで、勝率50%以下でもトータルで勝てるようになります。

なるほど、最初から利確ポイントを決めておけば、欲張って失敗することも減りそうですね!
2. テクニカルの“壁”を意識する
利確ポイントを考えるときは、**チャート上の「反転しやすい場所」**を意識しましょう。
たとえば…
- 過去の高値(レジスタンス)
- フィボナッチ38.2%、61.8%
- 移動平均線(20MA、200MAなど)
- トレンドラインの上限・下限

価格がこういった“壁”にぶつかると、いったん戻されるケースが多いので、
その少し手前に利確を置くのがセオリーです。

テクニカル分析って、エントリーだけじゃなくて「出口」にもめちゃくちゃ使えるんだよ。
3. 時間で利確する「タイムストップ戦略」
これはデイトレーダーや感情に流されやすい人に特におすすめ。
「●時間以内に目標に届かなければ決済する」といったルールを作ることで、
**“迷っているうちに逆行して利確タイミングを逃す”**という失敗を減らせます。
例:
- エントリーから1時間経っても伸びないなら決済
- 指標発表の30分前にはポジションを手仕舞う
- ロンドン時間突入前には利確する など

これなら「いつまで持つか」で悩まなくて済みそうです!
よくある利確の失敗パターンと対策
● 利益が出てるのに「もっといける」と欲張って建値撤退
→ 目標利幅の7〜8割を達成したら、一部利確 or 全利確するルールを。
● 早すぎるビビり利確で伸びを逃す
→ 明確な利確ポイント(テクニカルや比率)を持っていれば我慢できる!
● 利確の判断が毎回ブレる
→ 「リスクリワード+テクニカル+時間」の三本柱で毎回同じ手順で判断を。
執筆者の失敗談:利確し損ねたトレード
過去、USD/JPYのロングで含み益80pipsあったとき、
「もうちょい伸びそう」と判断して利確を見送りました。
でもそこから急反転して、結果は建値撤退…。
「利確しておけばよかった…」と激しく後悔しました。
その反省から、
- 利確ポイントはチャートに書く
- 目標の8割で利確を検討
- 分割決済で後悔を減らす
といったルールを徹底し、感情に左右されないトレードができるようになりました。
まとめ|利確は「出口戦略」であり、感情の戦いでもある
利確は、相場から資金を持ち帰るための“出口”。
どれだけナイスなエントリーができても、利確に失敗すれば利益はゼロです。
だからこそ…
- リスクリワードで最初に設計
- テクニカルで「壁」を意識
- 時間で判断を切る
この3つのルールを持っておくことが、安定トレードへの近道です。

利確は難しい」って思ってたけど、ちゃんとルールを持てば自信が持てそうです!

利益を“幻”で終わらせないために、出口の意識を今日から強く持とう!
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おわりに
今回は利確について紹介してみました。
エントリーよりも損切りよりも難しいと言われる利確ですが、自分にあったルールを徹底して積み上げていけば、利益もどんどん伸ばせるはずです!
まずはいろいろ試してみて「この方法がしっくりくるな」「一番ストレスがないな」と思える方法を見つけてみてください!
それではまた!
大造じい
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