【初心者向け】移動平均線とは?FXでの使い方と勝率アップのコツをわかりやすく解説!

FX基礎知識

こんにちは。大造じじいです。

今日は相場の流れを読むのに重要なインジケータである「移動平均線」について解説してみようと思います。

私自身、移動平均線を使ってエントリータイミングを図ることはあまりしませんが、いまは買いが良いのか売りがいいのか、大きな流れを読むのによく参考にしています。

この記事を読むと、なんとなくチャートに描かれている線が持つ意味が分かるようになると思いますので、ぜひ参考にしてみてください。

移動平均線とは?

移動平均線(MA: Moving Average)とは、過去の一定期間の価格を平均して線にしたものです。
FXチャートに表示すると、ローソク足の動きに合わせてなめらかな線が描かれます。

5本のローソク足の平均を繋いだ線を5MA、25本の平均を25MA、、、等と呼んだりします。

「移動」という名前の通り、各ローソク足の終値をもとに平均を計算し、その結果を更新し続けるため、相場のトレンドを追いやすい特徴があります。


移動平均線の種類

FXでよく使われる移動平均線には主に以下の2種類があります。

■ 単純移動平均線(SMA)

  • 一定期間の終値を単純に平均したものです。
  • 例:5日間の終値の平均を毎日計算し、それを線でつないで表示します。

■ 指数平滑移動平均線(EMA)

  • 直近の価格にウェイト(重み)を置いて平均する方法です。
  • SMAよりも価格の変化に対して敏感に反応するため、短期トレード向きとされています。

トレードスタイル別・移動平均線の使い方

移動平均線の使い方は、どのくらいの時間軸でトレードを行うかによって異なります。ここでは3つの代表的なトレードスタイルごとに解説します。


【1】スキャルピング・デイトレード(数分〜数時間の保有)

おすすめ期間:5MA、10MA、20MA(短期線)

  • 反応の早いEMAがよく使われます。
  • 5MAと20MAのクロスでエントリータイミングを測るトレーダーも多いです …①
  • 移動平均線とローソク足の位置関係を見るだけでも、トレンドの方向を判断できます。
    →例えば下のチャートの②の位置ではすべての移動平均線が上向きで、ローソク足が5MAよりも高値で推移しています。この時は強い上昇トレンドであると判断できます。

✅ ポイント:

  • 移動平均線の傾きが大切です。横ばいの状態ではエントリーを避けるのが無難です。
  • EMAを使えば、短期的な押し目や戻りを拾いやすくなります。

【2】スイングトレード(数日〜数週間の保有)

おすすめ期間:20MA、50MA、75MA(中期線)

  • 相場全体の流れを把握するため、中期の移動平均線を重視します。
  • **短期線が中期線を上抜ける「ゴールデンクロス」**をエントリーサインに使うケースが多いです。

上のチャートだと日足のゴールデンクロスでエントリー後、最高値まで1100Pipsも獲得できます。

もちろんこれは理想ですが、大勢の流れを掴んで中長期でポジションを維持できると大きな利益につながることもあります。

✅ ポイント:

  • 20MAと50MAが右肩上がり、かつローソク足がそれらの上にあるときは、上昇トレンドが継続していると判断されやすいです。
  • **移動平均線がサポートラインやレジスタンスラインのように機能する「ロールリバーサル」**も意識すると良いでしょう。

【3】ポジショントレード(数週間〜数ヶ月の保有)

おすすめ期間:75MA、100MA、200MA(長期線)

  • 長期的なトレンドを見極めるために、より大きな視点で分析します。
  • たとえば、価格が200MAよりも上にあり、その線が右肩上がりなら上昇相場とされやすいです。

✅ ポイント:

  • 一時的な調整ではなく、中長期的なトレンドに乗ることが目的です。
  • 長期の移動平均線を大きく下抜けた場合は、ポジションの見直しを検討するサインになることもあります。

移動平均線が効かない場面とは?

移動平均線は便利なインジケーターですが、どんな相場でも機能するわけではありません
特に「レンジ相場(横ばいの相場)」では、移動平均線のシグナルがダマシになりやすいです。

▼ こんな場面では要注意:

  • 複数の移動平均線が絡み合っている
  • 移動平均線の傾きがほぼ水平
  • ローソク足が頻繁に上下に抜けている

こういった相場の中ではトレンドを読む移動平均線があまり機能しません、というか、方向性が決まっていないのでトレンドも何もないのです。

その場合は「いまレンジ相場の中にいて方向性が決まっていないからエントリーは慎重になろう」という使い方でもよいと思います。

よくある質問Q&A

Q. どの期間を使えばいいですか?

A. ご自身のトレードスタイルに合わせて選びましょう。
スキャル・デイトレなら5〜20、スイングなら20〜75、長期なら100〜200MAが目安です。

Q. SMAとEMA、どちらを使うべきですか?

A. 短期トレードでは反応の速いEMAがおすすめです。中長期ではSMAでも十分機能します。

Q. インジケーターが多すぎて混乱します…

A. 最初は移動平均線1本から始めても大丈夫です。チャートに慣れてきたら徐々に他のインジケーターを追加していくのが良いでしょう。


まとめ

移動平均線は、FX初心者にとっても非常に使いやすいテクニカル指標です。
ただし、トレードスタイルや相場環境によって使い方や見るべきポイントは変わってきます

✔ スキャル・デイトレ → 短期EMAでトレンド判断
✔ スイング → 中期SMAでトレンド継続を見極め
✔ 長期 → 長期SMAや200MAでトレンド転換を判断

「移動平均線を使いこなす=相場のリズムを読む力を養うこと」につながります。
まずはチャートに表示して、いろいろな時間軸・通貨ペアで試してみましょう!

ですが、あくまで最初に言った通り、私はエントリーのきっかけにはしません。あくまでトレンドを読むインジケータとして割り切って使うのが良いと思います。

それでは、また次のブログで!

大造じい

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